CAN232J CAN通信モニタ v1.7
CAN232, CANUSB(VCPモード)用CANバス通信ソフトです。
対応OS(Windows 10 / 8 / 8.1 / 7 / Vista / xp)
◆CAN232 V3 (V1324以降)に採用された新コマンドに対応しています。古いバージョンのドングル、 CANUSBのVCPモードなどで対応されていないコマンドを使用するとエラー表示になることがあります。Titan USBCANにも対応しました。 |
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◇ クイックスタート |
1.配線等を確認後プログラム起動、通信ポート、RS232速度を設定、確認 |
この説明書はCAN232として記述していますが、CANUSBでも基本的に同じです。CAN232をCANUSBと読み替えてご使用下さい。
CAN232JはCAN to RS232 GatewayであるCAN232、VCPモードのCANUSBに対応したローコストのCAN通信モニターです。グラフ表示など高度の機能は含まれておりませんが、CAN
バスを流れる最高1Mbpsまでのデータをモニターし、見やすいテキスト形式で画面に表示すると共にログデータとしてハードディスクなどに保存することが出来ます。また、PCからCAN
バスへ任意のデータを送信することが出来ます。 |
◆ 主な仕様 [ CAN速度 ] 10K, 20K, 50K, 100K, 125K, 250K, 500K, 800K, 1Mbps, BTR0/BTR1による任意設定 [ RS232 COMポート ] COM1, COM2, COM3, COM4, COM5, COM6 ,COM7 ,COM8 ,COM9 ,COM10, COM11 ,COM12 ,COM13 ,COM14 ,COM15 [ RS232速度 ] 9600, 19200, 38400, 57600, 115200, 230400bps, (Titan USBCANは3Mbps) [ CANデータフレーム ] CAN 2.0B対応、11bit IDスタンダードフレーム、29bit IDエクステンデッドフレーム [ データ画面表示 ] 受信データは、スクロールモード(デフォルト)で受信順に画面へスクロールしながら表示 「スクロール」ボタンを押す毎に、スクロール/スクロール停止に切替わる データログ機能はデータ表示と関連無く、「ログ開始」から「停止」ボタンまでのデータは保存用 メモリへ蓄積され、ファイルへ保存される (保存後、メモリデータは消去) [ CANデータ送信 ] 11bit ID, 29bit ID 任意データのCANバスへの出力 単発出力、最小間隔10msの連続、回数限定出力(1~998) RTRコマンドの送信(CAN232 V3以降) [ Acceptance Mask,Filterの設定 ] 標準Dual Filter, (CAN232 V3以降、Single Filter使用可) [ ソフトウェア IDフィルタ ] 任意の11bit IDまたは29bit IDを3データまでマスクデータとして指定 指定されたIDと同じIDを持つデータだけが選択され画面表示、保存 [ テスト用疑似データ出力 ] 動作確認、CAN Busラインの信頼性確認、トレーニング用データ出力などに使用 29bit IDフレーム、8Byteデータ0x00000001からインクリメントして最小間隔10msで連続出力 [ ログデータ保存 ] ファイルとして、HDへ保存。IDフィルタを設定していればフィルタ後のログデータがファイルへ 保存され、任意の名前を付けて保存可能 [オートスタート機能設定 ] (CAN232 V3以降) CAN232に新しく追加されたオートスタート機能を設定、(CAN232のみ、CANUSBは不可) オートスタート機能を設定すると、CAN232本体内部へその条件が記憶され、次の電源オン の時に、その状態からスタート。外部からCAN Open等のコマンドが不要 |
CAN通信モニターCAN232Jを最初に起動したときは、まずPCとCAN232との通信であるRS232CのCOMポート番号、RS232C通信速度、モニターするCAN
BusのCAN通信速度を設定する必要があります。これらの設定はプログラム終了時にファイルへ記憶され次回起動時は自動的に設定されます。同じ動作環境であれば、次回からは確認するだけになります。 2.1 COMポート番号、RS232速度の設定
「CAN Open」時に正常に受信されると、このデータはCAN232のFlashメモリへ記憶されます。 |
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CAN速度が計算されると、「OKボタン」が使用できるようになります。任意速度を設定するときは、必ず速度計算ボタンによって速度を確認した後でOKボタンを押します。途中でキャンセルするとこの設定は無効になります。 |
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CAN通信モニターCAN232Jは、以下に説明するように「Acceptance」、「Test mode」、「Auto Start Mode」の4種類のオプションコマンドを使用することが出来ます。
注)デフォルトで全データが通過するように設定(Code:00000000, Mask:FFFFFFFF)されています。
Test
Modeを使用するためには、メニュー「オプション(O)」の「Test Mode」を選択します。Test
Modeになると、画面の連続送信欄の上に赤字でテストモードになったことが表示されます。テストモードの解除は再度メニュー「オプション(O)」の「Test
Mode」を選択します。これで画面の連続送信欄の上のテストモード表示が消えます。
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ログデータを保存するには画面右上の「保存」ボタンを押して下さい。上記のようなダイアログが表示されます。保存するためのファイル名を記入して「保存」ボタンを押すとCAN232Jと同じフォルダに上記のファイル名で保存されます。 |